フケ予防用キャットフード

人間は頭からフケが出ますが、猫はどうなのでしょうか。
猫の皮膚は人間よりも厚く、猫の体重の15~20%を占めるほどです。猫の毛は季節の変わり目に生え変わり、皮膚は21日周期で新陳代謝により新しくなります。
その時に、健康な猫でもフケが出るのです。ですからある程度のフケは正常な新陳代謝が行われている証と言えます。
しかし、猫の中には、皮膚病やアレルギーでフケが多く出る場合もあります。フケが多い猫に最適なキャットフードはあるのでしょうか。

フケ予対策ができるキャットフード

穀物が入っていないキャットフードを与える

フケはアレルギーが原因で皮膚炎を起こして多くなる場合があります。その対策として、アレルギーが起こりにくいキャットフードを与えると改善されることがあります。
猫は本来肉食の動物なので、穀物を身体の中で消化吸収することが難しく、穀物が多く入ったキャットフードを食べるとアレルギーを引き起こしてしまうことがあります。アレルギーを起こしにくい穀物フリーのキャットフードを与えることでフケを防ぐ効果があります。

アレルギーを起こしにくい素材のキャットフードを与える

アレルギーはタンパク質を摂りすぎることで起こることがあります。そのため、アレルギーを起こしにくいサーモン、白身魚やラムが主原料のキャットフードを与えることで皮膚の状態を改善させる可能性があります。

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が入っているもの

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸には感染に対する免疫力を高める効果があると言われています。そのため、皮膚炎などに効果的で皮膚にも毛にもよいとされています。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸がバランスよく入ったキャットフードは皮膚によいため、フケの改善が期待できます。

フケ予防のキャットフードはない

猫のフケ予防のためのキャットフードはないのです。しかし、フケは皮膚炎などの病気やアレルギーが原因で出る可能性が高いのです。
そのためにキャットフードの中でも穀物が入っていないもの、また添加物が入っていないものを与えることをおすすめします。

まとめ

猫が身体をかゆがっていつも以上にかいている場合、皮膚に問題を抱えているかもしれません。その場合、病院へ連れて行き原因を突き止めるともに、アレルギー用のキャットフードを試してみてはいかがでしょうか。穀物フリーやアレルギーになりにくい素材のキャットフードも効果が期待できます。また、日頃のブラッシングがフケを予防するために一番の効果があります。普段から猫の様子を観察して、健康維持に気をつけましょう。